中宮道から御花松原を眼下に白山を見る（C)木村芳文
ヒルバオ雪渓が登山道を隠しています。
大汝方向から下ってきた場合は、雪渓をトラバースしないでそのまま下り、雪渓の縁にそって下降、大岩の所から道標を探しながら横にトラバースすると、夏道に出ます。
御花松原は、雪渓が一カ所残っています。ルートを見失うことはありませんが、急傾斜ですので、冷え込んだ朝はアイゼンが必要になることもあります。
中宮道は夏草の刈払いが行われていないので、朝露対策に雨具のズボンが有効です。
観光新道は、別当出合～慶松平分岐の間で崩壊箇所があり、当分の間、通行止めです。
なお、登山道全般に、集中豪雨の影響で地盤がゆるんでいるので、普段以上に慎重に行動して下さい。また、砂防新道は、通行可能であるとの情報が入っていますが、その他、未確認ルートも依然多数あるので、最新の情報を入手して登って下さい。また新たな情報があれば、逐次、情報提供いただけると幸いです。
南龍ヶ馬場方面の状況を写真でお知らせします。
南龍山荘から野営場方面
砂防新道は、甚ノ助避難小屋から上で残雪が多くあります。
南竜水平分岐より十二曲がりまでは何度か雪渓をトラバースしなければなりません。
歩行に注意が必要です。
観光新道は蛇塚より上で残雪が多く、黒ボコ岩までの区間で十分注意が必要です。
馬のたてがみ付近は、お花が咲き始めています。ハクサンチドリやハクサンタイゲキ他様々な高山植物が楽しめます。
ハクサンチドリ（観光新道）
観光新道で、花が咲き始めました。
蛇塚付近では、ハクサンイチゲが盛りだそうです。
なお、観光新道も他のコースと同じく多量の残雪が残っているようです。
特に、殿ヶ池避難小屋手前には雪原が広がりガスが出たらルートを失いやすく、蛇塚を過ぎてからは雪の斜面のトラバースが続くとのことです。
登山には、充分な装備を用意して慎重な行動を心がけてください。
甚ノ助ヒュッテ手前
別当覗から所々で残雪があります。
甚ノ助付近から残雪が多くなっています。
釈迦新道を登り砂防新道を下りました。
大汝峰から