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●小原イノシシづくしのエコツアーレポート

17日(土)と18日(日)の1泊2日間で、小原イノシシづくしのエコツアーが開催されました。断崖絶壁の「シシ飛び岩」、小原の要塞「シシ垣」、そして「しし鍋」とまさに、イノシシづくしでした。最後は、参加者・スタッフで餅つきを行いました。心温まるツアーでした。

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【断崖絶壁のシシ飛び岩】
実際にイノシシは飛び渡ることは難しそうです。樹木の枝が両岸から張りだしているので、サルは飛び移れそうです。昔は天狗峡と呼ばれていたとか。

17日は秋晴れの中、シシ飛び岩を目指しました。巨岩を登って超えたり、沢を渡ったりと健脚向きのコースでしたが、途中には滝や洞窟があるなど、見応えのあるコースでした。普段、町中の舗装された道ばかり歩いていると、このようなコースを歩くのに苦労します。人間も全身を使って一所懸命に歩いていかないと、サルやイノシシなどの生物たちから仲間はずれにされそうな気がしました。

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シシ飛び岩探検後は、北原にある宿:杉山鉱泉にてしし鍋を堪能しました。噛めば噛むほど味がでる肉です。しし鍋以外にも、じねんじょ、岩魚の刺身や唐揚げ、天ぷらなどなど盛りだくさんのおいしい夕食でした。

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18日は朝から雨でしたが、シシ垣探検にでかけました。ご存じの方も多いかも知れませんが、シシ垣とはイノシシによる農作物への被害を防止するために、耕作地を囲むように石垣を積んだものです。シシ垣に到着後、ガイドさんから詳しい解説を受けました(解説用の小道具も用意されていました。凄い...)。小原のシシ垣は、江戸時代に作られたものではないかとのことでした。また、小原の石垣は積雪にも耐え、隙間もなく積まれており、誇れる石積み技術と感じました。まさに、小原の長城です。

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シシ垣から小原集落に戻った後には、参加者とスタッフで餅つきを行いました(雨のため、屋内で)。餅つきは参加者同士、参加者とスタッフが体を使って、心も交流できるすばらしい方法と思いました。小原の方々の人柄やおもてなしが、よりいっそう、そう思わせているのかも知れません。餅を食べながら、囲炉裏の前でみんなで雑談し、その後、解散になりました。

小原の次回は、豪雪体験ツアーだそうです。